「勉強の仕方がわからない」という相談をよく受けます。答えは、どの学部でも、どの科目でも変わりません。勉強は4つの段階で進みます。桜灯塾が面談でお渡ししている「大阪公立大学受験の教科書」の総論から、その考え方を公開します。

例題を見て、「この形の問題は、こう解く」という手順を入れる段階です。答えの丸暗記ではなく、解き方の流れを覚えます。問題文だけを見て、最初の一手が言えたら完了です。
同じ例題を、日を空けて解き直します。1週間後に手が止まらず最後まで書けたら完了です。忘れるのは普通のことで、忘れては入れ直す、その繰り返しで残ります。
覚えた解き方を、初めて見る問題で使えるかの練習です。「これは、あの例題と同じ解き方だ」と気づけるかが勝負になります。傍用問題集や過去問を、時間を計って解きます。
解ける力を、点数に変える段階です。時間配分、部分点の拾い方、捨て問の判断。過去問のフル演習で仕上げます。
解き方を覚える
繰り返して残す
初見の問題で試す
本番の形式で点にする
4段階の進み方は、目指す学部によって配分が変わります。まだ学部が決まっていない人は、学部・学科診断(14問)で自分に合う学部の当たりを付けてから読み進めると、計画に落とし込みやすくなります。
授業を聞いただけで①が終わった気になる。1周しただけで②が終わった気になる。解説を読んで納得しただけで③が終わった気になる。本当にできたかは、次の段階でしか確かめられません。うまくいかないときは、1つ前の段階に戻る。それだけで立て直せます。
自分がどの段階でつまずいているかが分かれば、やることは決まります。
4段階は、科目ごとに姿が変わります。英語なら、インプットは単語と文法の型を覚えること、定着は覚えた型を繰り返して残すこと、アウトプットは初見の長文を時間を計って解くこと、得点化は共通テストと二次試験の制限時間の中で解ききることです。
数学なら、インプットは解法の型を覚えること、定着は同じ型の問題を繰り返すこと、アウトプットは初見の問題で「どの型を使うか」を選ぶこと、得点化は二次試験の記述で、途中式まで含めて点にする形に仕上げることです。つまずいたら、「どの科目の、どの段階で止まっているか」に分けて考えると、やることが決まります。
中身は、配点の割合から逆算した、科目ごとの進め方です。面談でお渡ししています。まず配点を知りたい方は、記事「共通テストの配点の見方」と学部別入試情報をどうぞ。
大阪公立大学の入試に当てはめると、得点化の段階で効いてくるのが、学部ごとの配点と形式です。共通テストと個別試験の比重は学部で大きく違うので、4段階の進み具合と合わせて、配点の見方で自分の学部の形を確認してください。
※本記事は、桜灯塾が面談でお渡ししている「大阪公立大学受験の教科書」の総論(勉強法)をもとに、公開用に再構成したものです。
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