学校推薦型選抜と総合型選抜で必要になる志望理由書。何から書けばいいか分からない、という相談が多いので、書く順番と考え方を整理します。2027年度入試の出願は11月2日〜5日で、提出直前の確認は別の記事にまとめています。

志望理由書は、多くの学部で合否判定の対象になる書類です。同時に、面接や口述試験で質問が作られる土台でもあります。「書いて終わり」ではなく、「面接で語る内容の設計図」として書くのが出発点です。
志望理由書は、面接の質問の種になります。書きながら、面接対策で「質問は志望理由書から作られる」流れを確認しておくと、書く内容の解像度が上がります。
最初に書くのは、入学してから何を学びたいかです。学部の学びの内容に触れて、「この分野の、ここを深く学びたい」と具体化します。次に、その興味がどこから来たか(授業、体験、読んだ本、部活動などの具体的な経験)。最後に、学んだ先で何をするか(研究、将来の仕事)までつなげます。志望理由書は、この3つが一本につながっているかが見られます。
入学してから何を学びたいか
その興味がどこから来たか
研究や将来の仕事までつなげる
大学名を入れ替えても成り立つ文章は弱い、という話は提出前のチェック記事でも書きました。書く段階では、学部のカリキュラムや研究の特徴を自分で調べ、その学部の言葉で書くことが近道です。調べる入口として、学部別入試情報の各ページと、各学部の公式サイトが使えます。
文の例で見ると、違いははっきりします。弱い文は「貴学の充実したカリキュラムのもとで学びたい」(大学名を替えても成り立つ)。具体化した文は「○○学科の△△の授業で扱う□□を学び、将来は◇◇に進みたい」のように、学部の言葉と自分の経験が入ります(○○などは自分の志望に置き換えてください)。
書いた経験や活動は、調査書の記載と食い違わないことが前提です。盛る必要はありません。具体的な事実を、自分の言葉で書く。面接で掘り下げられても答えられる範囲で書くことが、結果的に強い文章になります。
書き上げたら、提出前に見直す5つの点で最終確認をしてください。そして面接の準備は、書いた文章を自分の言葉で語る練習から始まります(記事「学校推薦型選抜の面接対策」)。小論文が課される学部では、あわせて学校推薦型選抜の小論文対策で形式と配点を確認してください。
※本記事の選抜に関する情報は、大阪公立大学「2027年度入学者選抜要項」に基づいています。最新の情報は、必ず大学の公式サイトでご確認ください。
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