配点・2つの入口・合格最低点を、大学の要項で整理しました
大阪公立大学 生活科学部 居住環境学科の入口は、学校推薦型選抜と一般選抜(前期日程)の2つです。一般選抜に後期日程はなく、総合型選抜もありません。推薦は共通テストを使い、合格したら必ず入学する「専願」です。不合格の場合は、前期日程にも出願できます。ほかに、国際バカロレア特別選抜(若干名)があります。
前期日程は、共通テスト525点と個別学力検査(二次試験)300点、合わせて825点で決まります。科目ごとに並べると、こうなります。
| 科目 | 共通テスト | 二次試験 | 合計 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 英語 | 100 | 150 | 250 | 30.3% |
| 数学 | 100 | 150 | 250 | 30.3% |
| 国語 | 100 | — | 100 | 12.1% |
| 理科 | 100 | — | 100 | 12.1% |
| 地歴・公民 | 100 | — | 100 | 12.1% |
| 情報 | 25 | — | 25 | 3.0% |
| 合計 | 525 | 300 | 825 | 100% |
※二次の数学は数学IIIを含みません。試験時間は数学90分・英語100分です。割合は小数第2位を四捨五入しています。
英語250点と数学250点で500点。二次試験があるのはこの2科目だけで、合わせて全体の60.6%を占めています。そして共通テストは525点、全体の63.6%です。共通テストの1点が、そのまま合否の1点になる重さの入試です。国語・理科・地歴公民は共通テストのみで各100点(12.1%)、情報は25点(3.0%)。この割合が、そのまま勉強時間の使い方の物差しになります。全科目を同じ時間ずつがんばっている場合は、英語と数学に時間が足りていない可能性が高い、ということです。
前期日程では、志願者数が募集人員の6倍を超えた場合に、共通テストの成績で第1段階選抜を実施することがあります(結果発表は2月10日)。2026年度は、志願倍率が2.9倍で、実施されませんでした。
| 区分 | 最高点 | 最低点 | 平均点 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト(525点) | 443.00 | 361.75 | 401.29 |
| 個別学力検査(300点) | 218.25 | 141.75 | 178.20 |
| 総点(825点) | 623.75 | 551.25 | 579.49 |
2026年度の前期は、志願者100名・受験者91名・合格者35名で、合格最低点は総点の66.8%でした。満点勝負の試験ではありません。たとえば共通テストで合格者平均とほぼ同じ401点(76.4%)を取れた場合、最低点までの残りは二次で約150点、300点中の50.3%です。反対に、共通テストが75%(394点)だと、二次では158点(52.7%)が必要になります。共通テストの出来によって、二次に求められる水準は変わります。だからこそ、共通テストと二次の両方を、配点の割合に沿って設計することが大切です。
出願できるのは、次のすべてに当てはまる人です(2027年度入試)。
評定平均の数値要件は設けられていません。ただし、調査書は第1次選考の材料になります。1つの高校から推薦できる人数に、制限はありません。
募集9名は、大阪府内枠2名と全国枠7名に分かれます。府内枠は、大阪府内の高等学校等を卒業した人・卒業見込みの人、または本人か保護者が一定期間前から引き続き大阪府内に住所を有する人が対象です。府内枠で不合格となった場合は、全国枠の対象者とあわせて再度選抜されます。
第1次選考は、大学入学共通テストの成績と、出願書類(調査書・出身学校長の推薦書・志望理由書)を総合して判定します。第2次選考は口述試験で、「合」「否」で判定されます(口述試験に配点はありません)。
| 項目 | 配点 |
|---|---|
| 共通テスト 国語 | 50 |
| 共通テスト 地歴・公民 | 50 |
| 共通テスト 数学 | 100 |
| 共通テスト 理科 | 100 |
| 共通テスト 英語 | 100 |
| 共通テスト 情報 | 25 |
| 共通テスト 小計 | 425 |
| 出願書類 | 100 |
| 合計 | 525 |
共通テストが総点の81.0%を占めます。推薦の対策は、ほぼ前期の共通テスト対策と同じです。出願書類の準備は、そこに上乗せする分になります。2026年度は、府内枠が志願者43名・合格者2名、全国枠が志願者37名・合格者7名でした(合計で志願者80名・合格者9名)。
推薦を考えている人へ。出願は11月2日〜11月5日と早く、志望理由書の準備が出願直前にならないよう、秋の早い時期から材料を揃えておくことが大切です。第1次選考の発表は2月5日、第2次選考の口述試験は2月7日です。
居住環境学科は、英語と数学の2科目で配点の60.6%を占める入試です。桜灯塾の面談では、この配点の割合と、生徒の先週の勉強時間の割合を並べて確認します。ズレている科目が、次に直すところです。配点の重さに勉強時間を近づけていくことが、居住環境学科の設計の出発点になります。
そのときにお渡ししているのが、学科ごとの冊子「大阪公立大学受験の教科書」です。居住環境学科版には、入口・配点・合格最低点からの逆算、推薦(府内枠・全国枠)の進め方まで、要項の数字をもとにまとめています(面談に来てくださった方にお渡ししています)。
計画を立てる担当を1人に決め、塾長と学生講師で一緒に見ていく体制で、一人ひとりの配点戦略を組み立てます。推薦を出すかどうか、府内枠・全国枠の判断も、模試の結果をもとに面談で一緒に判断します。
※本ページの入試情報は、大阪公立大学「2027年度入学者選抜要項」および「2027年度学生募集要項」に基づいています。最新の情報は、必ず大学の公式サイトでご確認ください。