配点・3つの入口・合格最低点を、大学の要項で整理しました
大阪公立大学 生活科学部 食栄養学科の入口は、学校推薦型選抜、学校推薦型選抜<指定校>、一般選抜(前期日程)の3つです。一般選抜は前期日程のみで、後期日程・総合型選抜はありません。どちらの推薦も、合格したら必ず入学する「専願」です。推薦で不合格の場合も、前期日程に出願できます。ほかに国際バカロレア特別選抜(若干名)があります。
前期日程は、共通テスト525点と個別学力検査(二次試験)450点、合わせて975点で決まります。科目ごとに並べると、こうなります。
| 科目 | 共通テスト | 二次試験 | 合計 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 数学 | 150 | 175 | 325 | 33.3% |
| 理科 | 150 | 175 | 325 | 33.3% |
| 英語 | 100 | 100 | 200 | 20.5% |
| 国語 | 50 | — | 50 | 5.1% |
| 地歴・公民 | 50 | — | 50 | 5.1% |
| 情報 | 25 | — | 25 | 2.6% |
| 合計 | 525 | 450 | 975 | 100% |
※共通テストは6教科8科目です。二次の数学は数学IIIを含みません(数学I・II・A・B・C)。理科は「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から1科目です。試験時間は数学90分・理科90分・英語100分です。割合は小数第2位を四捨五入しています。
数学325点と理科325点で650点。2科目だけで、全体の66.7%を占めています。英語を合わせた3科目では87.2%です。反対に、共通テストだけの国語・地歴公民・情報は、全部合わせても125点(12.8%)です。この割合が、そのまま勉強時間の使い方の物差しになります。全科目を同じ時間ずつがんばっている場合は、数学と理科に時間が足りていない可能性が高い、ということです。二次試験の450点は全体の46.2%で、共通テストだけでは決まらない設計です。
前期日程では、志願者数が募集人員の6倍を超えた場合に、共通テストの成績で第1段階選抜を実施することがあります(結果発表は2月10日)。2026年度の食栄養学科は、志願者136名で6倍の210名を超えず、実施されませんでした。
| 区分 | 最高点 | 最低点 | 平均点 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト(525点) | 440.50 | 347.75 | 383.95 |
| 個別学力検査(450点) | 369.75 | 241.50 | 298.01 |
| 総点(975点) | 773.50 | 639.13 | 681.96 |
2026年度の前期は、志願者136名・受験者108名・合格者37名で、合格最低点は総点の65.6%でした。満点勝負の試験ではありません。合格者の共通テスト平均は383.95点(73.1%)です。たとえば共通テストで平均並みの384点を取れた場合、最低点までの残りは二次で約256点、450点中の56.9%です。共通テストが70%(368点)でも、二次で約272点(60.4%)を取れば届く計算になります。共通テストの出来によって、二次に求められる水準は大きく変わります。
出願できるのは、次のすべてに当てはまる人です(2027年度入試)。
1つの高校から推薦できる人数に、制限はありません。
第1次選考は、大学入学共通テストの成績と、出願書類(調査書・出身学校長の推薦書・志望理由書)を総合して判定します。第2次選考は口述試験で、「合」「否」で判定されます。共通テストの配点は前期日程と同じ525点で、数学と理科が150点ずつ、2科目で推薦の総点625点の48.0%を占めます。2026年度は、志願者119名・合格者24名でした。
この推薦の対策は、そのまま前期の共通テスト対策になります。不合格でも、前期日程に出願できます。
本学科が指定する大阪府内の高等学校等の、2027年3月卒業見込みの生徒が対象です。調査書の全体の学習成績の状況が一定基準以上であること(基準の詳細は、対象校に通知されます)、出身学校長が責任をもって推薦できること、合格したら必ず入学すること(専願)が要件で、1つの高校から推薦できるのは1名です。
配点は、小論文50点・口述試験・面接50点・出願書類100点の合計200点です。出願書類が半分を占める選抜で、結果は12月4日に出ます。2026年度は、志願者6名・合格者6名でした。小論文の形式と配点、書き方の型は、学校推薦型選抜の小論文対策に整理しています。
推薦を考えている人へ。どちらの推薦も専願で、学校長の推薦が必要です。校内の手続きには時間がかかるため、出願期間(11月2日〜11月5日)から逆算して、早めに学校の先生に相談しておくのが安全です。調査書はどちらの方式でも合否の材料になります。学校の定期テストの積み重ねが、推薦の土台です。
食栄養学科は、数学と理科の2科目で配点の66.7%を占める入試です。桜灯塾の面談では、この配点の割合と、生徒の先週の勉強時間の割合を並べて確認します。ズレている科目が、次に直すところです。配点の重さに勉強時間を近づけていくことが、食栄養学科の設計の出発点になります。
そのときにお渡ししているのが、学科ごとの冊子「大阪公立大学受験の教科書」です。食栄養学科版には、入口・配点・合格最低点からの逆算、科目ごとの進め方まで、要項の数字をもとにまとめています(面談に来てくださった方にお渡ししています)。
計画を立てる担当を1人に決め、塾長と学生講師で一緒に見ていく体制で、一人ひとりの配点戦略を組み立てます。推薦を出すかどうかも、模試の結果をもとに、面談で一緒に判断します。
※本ページの入試情報は、大阪公立大学「2027年度入学者選抜要項」および「2027年度学生募集要項」に基づいています。最新の情報は、必ず大学の公式サイトでご確認ください。