配点・3つの入口・合格最低点を、大学の要項で整理しました
大阪公立大学 看護学部 看護学科の入口は、学校推薦型選抜・一般選抜(前期日程)・一般選抜(後期日程)の3つです。総合型選抜はありません。推薦は、共通テストと出願書類で判定する方式で、合格したら必ず入学する「専願」です。不合格の場合は、一般選抜(前期・後期)に出願できます。
前期日程は、共通テスト950点と個別学力検査(二次試験)400点、合わせて1,350点で決まります。共通テストが全体の70.4%を占める配点です。科目ごとに並べると、こうなります。
| 科目 | 共通テスト | 二次試験 | 合計 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
| 英語 | 200 | 200 | 400 | 29.6% |
| 国語 | 200 | — | 200 | 14.8% |
| 数学 | 200 | — | 200 | 14.8% |
| 理科 | 200 | — | 200 | 14.8% |
| 国語/数学(二次で選択) | — | 200 | 200 | 14.8% |
| 地歴・公民 | 100 | — | 100 | 7.4% |
| 情報 | 50 | — | 50 | 3.7% |
| 合計 | 950 | 400 | 1,350 | 100% |
※二次の国語・数学は、出願時にどちらか1教科を選択します。試験時間は、英語100分、国語・数学90分です。
いちばん重い科目は、英語の400点(29.6%)です。共通テストと二次試験の両方で課され、全員が両方を受ける科目だからです。反対に、二次がなく共通テストだけで課される科目は合わせて750点(55.6%)あります。共通テストの1点がそのまま合否の1点になる入試なので、配点の割合が、そのまま勉強時間の使い方の物差しになります。
後期日程は、共通テスト950点に面接50点を加えた1,000点です。共通テストの内訳は前期と同じで、英語・国語・数学・理科が各200点(20.0%)、地歴・公民100点(10.0%)、情報50点(5.0%)。共通テストが全体の95.0%を占め、筆記の二次試験はありません。前期とは配点の形が違う入試として、面接の準備を分けて考える必要があります。
前期日程では、志願者数が募集人員の6倍を超えた場合に、共通テストの成績で第1段階選抜を実施することがあります。2026年度の前期日程は、志願者261名・受験者206名・合格者89名でした。
| 区分 | 最高点 | 最低点 | 平均点 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト(950点) | 787.50 | 596.50 | 677.31 |
| 個別学力検査等(400点) | 302.00 | 169.00 | 245.30 |
| 総点(1,350点) | 1,029.50 | 864.50 | 922.62 |
2026年度の合格最低点は、総点の64.0%でした。満点勝負の試験ではありません。たとえば共通テストで合格者平均とほぼ同じ677点(71.3%)を取れた場合、最低点の864.50点までに必要な二次試験の点数は、400点中188点ほど(47.0%)です。共通テストの出来が、二次に求められる水準を大きく動かします。なお後期日程の2026年度は、志願者207名・受験者58名・合格者26名で、合格最低点は1,000点中710.00点(71.0%)、合格者の共通テスト平均は75.9%でした。
看護学部の学校推薦型選抜は、大学入学共通テストと出願書類(調査書、出身学校長の推薦書、志望理由書)を総合して判定します。個別学力検査や面接はありません。
出願できるのは、次のすべてに当てはまる人です(2027年度入試)。
推薦できる人数は、1つの高校から、大阪府内の高校は3名以内、その他の高校は1名です。評定平均の条件は設けられていません。
| 区分 | 配点 |
|---|---|
| 共通テスト 英語 | 100 |
| 共通テスト 国語 | 100 |
| 共通テスト 数学 | 100 |
| 共通テスト 理科 | 100 |
| 共通テスト 地歴・公民 | 50 |
| 共通テスト 情報 | 25 |
| 出願書類 | 100 |
| 合計 | 575 |
共通テストが総点の82.6%を占めます。推薦の対策の中心は、前期と同じ共通テスト対策です。出願書類の準備は、その上に積む分になります。2026年度は、志願者210名・合格者55名でした。
出願は11月2日〜11月5日必着です。校内選考の時期は高校ごとに異なります。推薦を考えるなら、早めに学校の先生に相談しておくのが安全です。
看護学部の前期は、共通テストが全体の70.4%を占めます。桜灯塾の面談では、配点の割合と生徒の勉強時間の割合を並べて確認します。ズレている科目が、次に直すところです。いちばん重い英語(29.6%)に、勉強時間の3割近くを使えているか。共通テストだけで課される科目(合わせて55.6%)を、学校の授業での維持と直前期の集中でどう確保するか。こうした配分の設計から始めます。
そのときにお渡ししているのが、学科ごとの冊子「大阪公立大学受験の教科書」です。看護学部版には、入口・配点・合格最低点からの逆算、科目ごとの進め方、共通テスト後の動き方まで、要項の数字をもとにまとめています(面談に来てくださった方にお渡ししています)。
推薦を出す人には、出願書類の準備も計画に組み込みます。共通テスト対策と並行して、志望理由書の材料集めから添削までを、担当を1人に決めて進めていきます。
※本ページの入試情報は、大阪公立大学「2027年度入学者選抜要項」および「2027年度学生募集要項」に基づいています。最新の情報は、必ず大学の公式サイトでご確認ください。