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現代システム科学域 教育福祉学類の入試情報

配点・共通テストなしの総合型と推薦・合格最低点を、大学の要項で整理しました

教育福祉学類の入口は4つ

大阪公立大学 現代システム科学域 教育福祉学類の入口は、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜の前期日程、そして学域単位で募集する後期日程の4つです。現代システム科学域は、知識情報システム学類・環境社会システム学類・教育福祉学類・心理学類の4学類からなる学域で、後期日程は学域で一括して募集し、入学後に学類を決めます。学類の入学定員45名の内訳は、総合型6名・推薦9名・前期30名です(ほかに社会人特別選抜・私費外国人留学生特別選抜が若干名)。大きな特徴は、総合型と推薦のどちらも共通テストがなく、小論文と面接で決まることです。定員45名のうち15名の合否が、共通テストの40日以上前、12月4日に出ます。4つの入口のうち3つで小論文が問われる学類でもあります。また、2027年度からは前期・後期の出願で志望理由書が不要になりました。

総合型選抜

総合型 6名

  • 出願:10月5日〜10月8日(インターネット出願)
  • 選抜(小論文・面接):11月21日
  • 合格発表:12月4日
  • 共通テストなし・評定の基準なし・専願
学校推薦型選抜

推薦 9名

  • 出願:11月2日〜11月5日
  • 選抜(小論文・面接):11月21日
  • 合格発表:12月4日
  • 共通テストなし・現役生のみ・評定4.0以上・専願
一般選抜

前期 30名

  • 出願:1月25日〜2月3日
  • 試験:2月25日(英語・小論文)
  • 合格発表:3月9日
一般選抜・後期日程

後期(学域一括) 35名

  • 出願:1月25日〜2月3日
  • 共通テスト+面接:3月12日
  • 合格発表:3月22日
  • 入学後に学類を決定

前期日程の配点

前期日程は、共通テスト475点と二次試験400点の875点です。二次の科目は英語と小論文の2つだけです。前期の二次に小論文を課すのは、大阪公立大学では教育福祉学類と学域単位募集の英・小論型だけです。

科目 共通テスト 二次試験 合計 割合
英語10020030034.3%
小論文—20020022.9%
国語100—10011.4%
地歴・公民100—10011.4%
数学100—10011.4%
理科50—505.7%
情報25—252.9%
合計475400875100%

※共通テストは6教科7科目です(地歴・公民は地歴から1科目と公民から1科目。数学は「数学I」または「数学I・数学A」の1科目だけで、数学II・B・Cは課されません。理科は基礎を付した科目1つ、または基礎を付していない科目1つ)。二次の小論文は、日本語の文章に基づいて出題し、理解力・思考力・表現力等を問うものです。試験時間は小論文120分・外国語100分、会場は中百舌鳥キャンパスです。割合は小数第2位を四捨五入しています。

英語と小論文の2科目で500点、全体の57.1%を占めます。どちらも二次試験で200点ずつ課される主戦場です。逆に、国語・地歴・公民・数学・理科・情報は、共通テストだけの375点(42.9%)にとどまります。共通テストの数学が1科目で済む分、数学に時間を取られすぎていないかが、そのまま設計の確認点になります。英語で1割上げる(+30点)ほうが、情報で満点を取る(25点)より大きい入試です。

後期日程は、学域一括の共通テスト850点+面接100点

後期日程は、教育福祉学類単独ではなく、現代システム科学域の学域単位募集(35名)です。筆記の個別試験はなく、共通テスト850点と面接100点の950点で決まります。共通テストは国語200点・数学200点・英語200点が柱で、地歴・公民と理科からは2科目の合計で200点、情報が50点です。入学後に学類を決める入口で、志望者の多い学類では入学後の選抜があり、希望の学類に進めない場合もあります。

第1段階選抜と、合格最低点

前期日程では、志願者数が募集人員の6倍を超えた場合に、共通テストの成績で第1段階選抜を実施することがあります(結果発表は2月10日)。2026年度は、教育福祉学類では実施されませんでした。後期日程(学域単位募集)の第1段階選抜の倍率は17倍で、2026年度はこちらも実施されていません。

2026年度 前期日程 入試結果(合格者)
区分 最高点 最低点 平均点
共通テスト(475点)387.00323.00350.89
個別学力検査(400点)283.00205.00247.63
総点(875点)646.00562.25598.53

2026年度の前期は、志願者70名・受験者70名・合格者30名で、志願倍率は2.3倍と、現代システム科学域の前期で最も低くなりました。合格最低点は総点の64.3%で、満点勝負ではありません。たとえば共通テストで合格者平均とほぼ同じ351点(73.9%)を取れた場合、最低点までの残りは二次で約211点、400点中の約53%です。英語と小論文は、型を決めて書く練習を積むほど伸びる種目で、6割前後を積み上げる設計は現実的な数字になります。小論文があることを理由に出願をためらう人もいるためか、倍率は低く収まっています。小論文に向き合った人から順に近くなる学類です。

2026年度 後期日程 入試結果(合格者・学域単位募集)
区分 最高点 最低点 平均点
共通テスト(850点)744.00641.50690.90
面接(100点)94.0040.0071.43
総点(950点)821.00728.00762.33

後期(学域単位募集)は、2026年度の合格最低点が950点中728.00点(76.6%)で、合格者の共通テスト平均は81.3%でした(志願者144名・受験者58名・合格者35名)。前期より高い共通テストの得点率が求められる入口です。志願しても当日受験しない人が多い区分でもあるので、出願するかどうかは、共通テストの自己採点をもとに判断します。

総合型選抜と学校推薦型選抜

教育福祉学類には、共通テストを受けずに決まる入口が2つあります。総合型選抜(6名)と学校推薦型選抜(9名)で、どちらも小論文200点と面接100点、選抜日は同じ11月21日、合格発表は12月4日です。選抜日が同じため、実質どちらか一方を選ぶことになります。

総合型選抜(6名)— 評定の基準がない、最初の扉

出願できるのは、次のすべてに当てはまる人です(2027年度入試)。

  • 1. 高等学校等を卒業した者、または2027年3月に卒業見込みの者など(現役生に限りません)
  • 2. 本学類での勉学に強い意欲をもち、志願者を客観的に知る立場にある2名(2親等以内の親族を除く)が責任をもって推薦できる
  • 3. 合格したら必ず入学する(専願)

調査書の学習成績の状況に、数値の基準はありません。出身学校長の推薦も不要で、学校の先生など、志願者をよく知る2名の推薦で出願できます。

配点は、小論文200点と面接100点

選抜は、小論文、志望理由書等に基づく面接、出願書類(志望理由書・自己評価書・学習計画書)を総合して判定します。共通テストは課されません。小論文は90分で、日本語及び英語の文章や資料による出題に基づき、理解力・思考力・表現力等を問うものです。出願書類は、入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)に基づき「合」「否」で判定されます。試験は11月21日に中百舌鳥キャンパスで実施されます。

試験 配点
小論文(90分)200
面接100
合計300

出願はインターネット出願で、登録は10月2日から始まり、出願書類の提出は10月5日〜10月8日(必着)です。2026年度は志願者36名・受験者34名・合格者6名で、志願倍率は6.0倍でした。偏差値の勝負ではなく、小論文・面接・書類という、準備の質がそのまま出る種目だけで決まる入口です。

学校推薦型選抜(9名)— 評定4.0以上が入場券

出願できるのは、次のすべてに当てはまる人です(2027年度入試)。

  • 1. 2027年3月に高校を卒業見込み(現役生のみ)
  • 2. 調査書の全体の学習成績の状況(評定平均)が4.0以上
  • 3. 学力だけでなく人物・能力において特に優れ、本学類での勉学に強い意欲を持ち、出身学校長が責任をもって推薦できる
  • 4. 合格したら必ず入学する(専願)

1つの高校から推薦できる人数は、学類あたり大阪府内の高校は2名以内、その他の高校は1名です。大学入学共通テストは課されません。

配点は、小論文200点と面接100点

選抜は、小論文、志望理由書等に基づく面接、出願書類(調査書・出身学校長の推薦書)を総合して判定します。小論文は90分で、日本語及び英語の文章や資料による出題に基づき、理解力・思考力・表現力等を問うものです。試験は11月21日に中百舌鳥キャンパスで実施されます。小論文の形式と配点、書き方の型は、学校推薦型選抜の小論文対策に整理しています。

試験 配点
小論文(90分)200
面接100
合計300

2026年度は志願者33名・受験者33名・合格者9名で、志願倍率は3.7倍でした。評定4.0以上があるなら倍率の低い推薦が有利で、届かないなら総合型が12月に向けた唯一の扉になります。どちらの選抜も、不合格の場合は国公立大学の前期日程・中期日程・後期日程に出願できます。

高1・高2の人へ。推薦の評定4.0以上は、高3の1学期で終わる成績の積み重ねで作られる数字です。今学期の定期テストに向き合う時間が、そのまま12月の入口を広げる時間になります。そして総合型・推薦に向けて磨いた小論文は、そのまま前期の小論文200点に積み上がります。12月に届かなくても、練習は消えません。

桜灯塾の現代システム科学域 教育福祉学類対策

教育福祉学類は、英語と小論文で配点の57.1%を占める入試です。桜灯塾の面談では、この配点の割合と、生徒の先週の勉強時間の割合を並べて確認します。ズレている科目が、次に直すところです。共通テストの数学が1科目で済む分、数学に時間を寄せすぎていないかも含めて、配点の重さに勉強時間を近づけていくことが、教育福祉学類の設計の出発点になります。

そのときにお渡ししているのが、学類ごとの冊子「大阪公立大学受験の教科書」です。教育福祉学類版には、4つの入口・配点・合格最低点からの逆算、総合型と推薦の選び方まで、要項の数字をもとにまとめています(面談に来てくださった方にお渡ししています)。

計画を立てる担当を1人に決め、塾長と学生講師で一緒に見ていく体制で、一人ひとりの配点戦略を組み立てます。12月に総合型・推薦で決めにいくかどうか、前期の英語と小論文の配分をどうするかも、学校の成績と模試の結果をもとに、面談で一緒に判断します。

※本ページの入試情報は、大阪公立大学「2027年度入学者選抜要項」および「2027年度学生募集要項」に基づいています。最新の情報は、必ず大学の公式サイトでご確認ください。

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