大阪公立大学の総合型選抜は、全学部にあるわけではありません。2027年度に実施したのは、現代システム科学域の教育福祉学類、工学部の海洋システム工学科と都市学科、医学部医学科の4つだけです。出願は9月〜10月と早く、今年度の募集は終了しています。来年度に向けた全体像と準備の考え方を整理します。

総合型の中心は、学力試験ではなく書類と面接です。多くの学部では共通テストを課しませんが、医学科は共通テストの結果も使う総合判定で、都市学科は第2次選考で共通テストを使います。その分、出願書類(志望理由書、自己評価書や自己アピール書、学習計画書など学部で異なるもの)と、面接・口述試験で判定します。学力試験の代わりに、「何を考え、何をしてきたか」を材料にされる選抜です。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 高2〜高3の夏 | 活動の棚卸しと、書類の下書き |
| 9月〜10月 | 出願(学部で時期が異なる) |
| 10月〜11月 | 試験(書類選考・面接・口述試験など) |
| 11月〜12月 | 合格発表(学部で異なる) |
総合型の準備は、志望理由書から始まります。志望理由書の書き方で、学部を選ぶ理由を言葉にする順番を先に押さえておいてください。
教育福祉学類は、小論文200点と、志望理由書等に基づく面接100点、出願書類を総合して判定します。海洋システム工学科は2段階で、第1次が書類選考、第2次が適性検査・口述試験・面接に英検の合格証明書も加わります。都市学科(募集4名)は、第1次が口述試験と出願書類(調査書、志望理由書、自己アピール書)で、出願には「学習成績の状況4.0以上」などの要件があります。医学科(募集5名)は、共通テスト、口述試験・面接、出願書類(自己PR書など)を総合して判定し、学業以外の活動(スポーツ・文化活動、ボランティア、留学など)も出願要件の中で問われます。同じ「総合型」でも中身は別物なので、志望学部の募集要項そのものを確認することが前提です。
教育福祉学類では「合格した場合は、必ず入学することを確約できる者」が出願要件に入っています。総合型は、受かれば進学する選抜です。一般選抜との併願の組み立ては、この前提で考えます。
対策は、書類に書ける材料を増やすことと、それを言葉にすることの2つです。高校での活動、探究、読書、資格などを、時期と内容で棚卸ししておく。志望理由書の書き方は推薦と共通する部分が大きく、別の記事にまとめています。出願が9月〜10月と早いので、高3の夏前には書類の下書きに入る計画が現実的です。
実施している学部のページはこちら:現代システム科学域 教育福祉学類/工学部 海洋システム工学科/工学部 都市学科/医学部 医学科
※本記事の選抜に関する情報は、大阪公立大学「2027年度入学者選抜要項」に基づいています。最新の情報は、必ず大学の公式サイトでご確認ください。
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