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工学部 海洋システム工学科の入試情報

配点・3つの入口・合格最低点を、大学の要項で整理しました

海洋システム工学科の入口は3つ

大阪公立大学 工学部は学科単位で募集し、12学科があります。海洋システム工学科の定員は33名で、入口は総合型選抜と、一般選抜の前期日程・公立大学中期日程の3つです。後期日程と学校推薦型選抜はありません(工学部では学科によって選抜の形が異なり、学校推薦型選抜を行う学科もあります。総合型選抜を行うのは、海洋システム工学科と都市学科のみです)。前期・中期とも、出願時に第3志望まで学科を選べます。中期の第2・第3志望は、海洋システム工学科と同じ第1類(航空宇宙工学科・海洋システム工学科・機械工学科・建築学科・都市学科)の学科からのみ選べます。このほか、私費外国人留学生特別選抜(若干名)があります。

総合型選抜

総合型 5名

  • 出願:9月3日〜9月7日
  • 第1次選考合格者発表:9月25日
  • 第2次選考:10月3日・10月4日
  • 合格発表:11月2日
  • 共通テストなし・専願
一般選抜

前期日程 14名

  • 出願:1月25日〜2月3日
  • 試験:2月25日
  • 合格発表:3月9日
一般選抜

中期日程 14名

  • 出願:1月25日〜2月3日
  • 試験:3月8日
  • 合格発表:3月23日

前期日程の配点

前期日程は、共通テスト620点と個別学力検査(二次試験)600点、合わせて1,220点で決まります。科目ごとに並べると、こうなります。

科目 共通テスト 二次試験 合計 割合
数学13025038031.1%
理科13020033027.0%
英語14015029023.8%
国語140—14011.5%
地歴・公民60—604.9%
情報20—201.6%
合計6206001,220100%

※共通テストは6教科8科目で、理科は物理・化学・生物から2科目を選びます。二次の数学は数学IIIを含みます。二次の理科は、物理(物理基礎・物理)と化学(化学基礎・化学)の2科目です。試験時間は理科150分・数学120分・英語100分で、会場は中百舌鳥キャンパスです。割合は小数第2位を四捨五入しています。

数学だけで380点、全体の31.1%を占めます。これは、共通テストだけの3科目(国語140点・地歴・公民60点・情報20点)を全部足した220点より重い数字です。数学と理科の2科目で710点、58.2%。二次試験は全体の49.2%で、二次で課されるのは数学・理科・英語の3科目だけです。勉強時間の配分も、この割合に近づいているかどうかが物差しになります。

中期日程は、二次試験が全体の65.9%

中期日程は、共通テスト310点と個別学力検査600点、合わせて910点です。募集人員は14名で、前期と同数です。

科目 共通テスト 二次試験 合計 割合
数学7524031534.6%
理科7524031534.6%
英語6012018019.8%
国語60—606.6%
地歴・公民30—303.3%
情報10—101.1%
合計310600910100%

※中期の試験時間は理科120分・数学120分・英語60分です。割合は小数第2位を四捨五入しています。

中期では数学と理科が315点ずつで並び、2科目で69.2%を占めます。共通テストの比重は前期の50.8%から34.1%に下がり、二次試験の出来がそのまま合否に響く形です。前期と中期では配点の重さが違うため、どちらの日程を主軸に置くかで、勉強時間の配分も変わります。

第1段階選抜と、合格最低点

工学部の第1段階選抜は、学科ごとではなく工学部全体で実施します。前期日程は志願者数が募集人員の6倍を超えた場合、中期日程は12倍を超えた場合に、共通テストの成績で実施することがあります(前期の結果発表は2月10日)。2026年度は、前期では実施されませんでしたが、中期では実施され、工学部全体で507名が第1段階選抜で不合格になりました。

2026年度 前期日程 入試結果(合格者)
区分 最高点 最低点 平均点
共通テスト(620点)491.90426.15459.69
個別学力検査(600点)413.25304.25352.65
総点(1,220点)866.75792.45812.34

2026年度の前期は、海洋システム工学科を第1志望とした志願者が31名、合格者が10名で、合格最低点は総点の65.0%でした(合格者の成績には、第2・第3志望の学科で合格した人の成績も含まれます)。満点勝負の試験ではありません。たとえば共通テストで合格者平均とほぼ同じ460点(74.1%)を取れた場合、最低点までに必要な二次試験の得点は約333点、600点中の55.5%です。共通テストの出来によって、二次に求められる水準は変わります。

2026年度 中期日程 入試結果(合格者)
区分 最高点 最低点 平均点
共通テスト(310点)275.86219.53246.73
個別学力検査(600点)403.00329.00357.83
総点(910点)678.66579.54604.56

中期の2026年度は、志願者127名・志願倍率6.7倍で、合格者は40名でした(第2・第3志望の学科での合格者を含みます)。合格最低点は総点の63.7%です。合格者の共通テストの平均は79.6%で、共通テストで平均並みの247点を取れた場合、最低点までに必要な二次試験の得点は約333点、600点中の55.5%です。募集人員は2027年度から前期14名・中期14名に変わります(2026年度は前期10名・中期19名でした)。

総合型選抜

出願要件

出願できるのは、次のすべてに当てはまる人です(2027年度入試)。

  • 1. 高等学校等を卒業した者、または2027年3月に卒業見込みの者(既卒の方も出願できます)
  • 2. 「数学II、数学III、数学A、数学B、数学C、物理基礎、物理、化学基礎、化学」を履修している
  • 3. 学習成績が極めて優秀であるとともに、創造的な思考能力、指導者としての資質、教科以外の活動における活躍等について高い評価を得ており、本学科での勉学に強い意欲を持っている
  • 4. 合格したら必ず入学する(専願)

評定平均のような数値の条件は、要件には入っていません。その代わり、履修科目の指定と「学習成績が極めて優秀」という条件が置かれています。

選抜は2段階、配点は口述試験400点・面接200点・英検100点

第1次選考は、出願書類(調査書・志願理由書・自己アピール書)により「合」「否」で判定します(大学に行く必要はありません)。第2次選考は、口述試験・面接と、英検の合格証明書を総合して判定します。大学入学共通テストは課されません。第2次選考の前に、自己分析用のツールを用いた適性検査を実施しますが、その結果は面接で適性を判断する材料で、配点はありません。

区分(第2次選考) 配点 割合
口述試験40057.1%
面接20028.6%
英検(受験方式は問わない)10014.3%
合計700100%

口述試験では、数学と物理の基礎学力や理解度を、質疑応答で多面的に評価します。出題範囲は、数学I・数学II・数学III・数学Aの全範囲、数学Bの「数列」、数学Cの「ベクトル」と「平面上の曲線と複素数平面」、物理基礎の「物体の運動とエネルギー」、物理の「様々な運動」と「波」です。グループワーク等による課題解決型問題への取組みも、評価の対象になります。英検は3級以上が対象で、級に応じて評価します(2021年4月1日以降の受験が有効です)。合格証明書を提出できない場合でも受験はできますが、英語の成績評価は0点になります。

出願は9月3日〜9月7日(郵送必着)、第1次選考の合格者発表は9月25日、第2次選考は10月3日・10月4日(中百舌鳥キャンパス)、合格発表は11月2日です。2026年度は、募集4名に志願者16名・合格者3名でした。募集人員は、2027年度から5名になります。

共通テストを使わない方式のため、結果は11月に出ます。ただし、口述試験の準備は前期の二次対策とは別物です。秋の出願と試験の準備をしながら、前期に向けた数学・理科・英語の勉強を止めない設計が要ります。

総合型を考えている人へ。要件の履修科目(数学III・物理・化学など)は、高校の科目選択の段階で決まります。2年生で科目を選ぶ時点で、要件を満たす履修になっているかを確認してください。英検も、3級以上で級が上がるほど評価が上がる形です。早めに受けておくと、出願のときに慌てません。

桜灯塾の工学部海洋システム工学科対策

海洋システム工学科は、前期では数学と理科の2科目で配点の58.2%を占め、中期ではその割合が69.2%まで上がる入試です。桜灯塾の面談では、この配点の割合と、生徒の先週の勉強時間の割合を並べて確認します。ズレている科目が、次に直すところです。配点の重さに勉強時間を近づけていくことが、海洋システム工学科の設計の出発点になります。

そのときにお渡ししているのが、学科ごとの冊子「大阪公立大学受験の教科書」です。海洋システム工学科版には、入口・配点・合格最低点からの逆算に加えて、総合型選抜の配点や、中期日程・第2・第3志望の考え方まで、要項の数字をもとにまとめています(面談に来てくださった方にお渡ししています)。

計画を立てる担当を1人に決め、塾長と学生講師で一緒に見ていく体制で、一人ひとりの配点戦略を組み立てます。前期と中期では配点の重さが違うため、どちらの日程を主軸に置くか、第2・第3志望をどう組み合わせるか、秋の総合型選抜を出すかどうかも、模試の結果と共通テストの自己採点をもとに、面談で一緒に判断します。

※本ページの入試情報は、大阪公立大学「2027年度入学者選抜要項」および「2027年度学生募集要項」に基づいています。最新の情報は、必ず大学の公式サイトでご確認ください。

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