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工学部 都市学科の入試情報

配点・4つの入口・合格最低点を、大学の要項で整理しました

都市学科の入口は4つ

大阪公立大学 工学部は学科単位で募集し、12学科があります。都市学科の定員は50名で、入口は総合型選抜、学校推薦型選抜(地域限定)、一般選抜の前期日程・公立大学中期日程の4つです。後期日程はありません。総合型選抜を行うのは、工学部では海洋システム工学科と都市学科のみです。学校推薦型選抜(地域限定)は、大阪府内の工業・農業系などの学科に在籍する人が対象です。前期・中期とも、出願時に第3志望まで学科を選べます。中期の第2・第3志望は、都市学科と同じ第1類(航空宇宙工学科・海洋システム工学科・機械工学科・建築学科・都市学科)の学科からのみ選べます。このほか、私費外国人留学生特別選抜(若干名)があります。

総合型選抜

総合型 4名

  • 出願:9月3日〜9月7日
  • 第1次選考(口述試験):10月3日
  • 第1次選考合格者発表:11月2日
  • 合格発表:2月9日
  • 現役のみ・評定4.0以上・専願
学校推薦型選抜

推薦(地域限定) 1名

  • 出願:11月2日〜11月5日
  • 選抜:11月21日
  • 合格発表:12月4日
  • 大阪府内の工業・農業系学科在籍者
  • 評定4.3以上・専願
一般選抜

前期日程 35名

  • 出願:1月25日〜2月3日
  • 試験:2月25日
  • 合格発表:3月9日
一般選抜

中期日程 10名

  • 出願:1月25日〜2月3日
  • 試験:3月8日
  • 合格発表:3月23日

前期日程の配点

前期日程は、共通テスト620点と個別学力検査(二次試験)600点、合わせて1,220点で決まります。科目ごとに並べると、こうなります。

科目 共通テスト 二次試験 合計 割合
数学13025038031.1%
理科13020033027.0%
英語14015029023.8%
国語140—14011.5%
地歴・公民60—604.9%
情報20—201.6%
合計6206001,220100%

※共通テストは6教科8科目で、理科は物理・化学・生物から2科目を選びます。二次の数学は数学IIIを含みます。二次の理科は、物理(物理基礎・物理)と化学(化学基礎・化学)の2科目です。試験時間は理科150分・数学120分・英語100分で、会場は中百舌鳥キャンパスです。割合は小数第2位を四捨五入しています。

数学だけで380点、全体の31.1%を占めます。これは、共通テストだけの3科目(国語140点・地歴・公民60点・情報20点)を全部足した220点より重い数字です。数学と理科の2科目で710点、58.2%。二次試験は全体の49.2%で、二次で課されるのは数学・理科・英語の3科目だけです。勉強時間の配分も、この割合に近づいているかどうかが物差しになります。

中期日程は、二次試験が全体の65.9%

中期日程は、共通テスト310点と個別学力検査600点、合わせて910点です。募集人員は10名で、前期の35名より少なくなっています。

科目 共通テスト 二次試験 合計 割合
数学7524031534.6%
理科7524031534.6%
英語6012018019.8%
国語60—606.6%
地歴・公民30—303.3%
情報10—101.1%
合計310600910100%

※中期の試験時間は理科120分・数学120分・英語60分です。割合は小数第2位を四捨五入しています。

中期では数学と理科が315点ずつで並び、2科目で69.2%を占めます。共通テストの比重は前期の50.8%から34.1%に下がり、二次試験の出来がそのまま合否に響く形です。2026年度の中期は、募集10名に対して志願者が303名集まりました(志願倍率30.3倍)。前期と中期では配点の重さも競争の形も違うため、どちらの日程を主軸に置くかで、勉強時間の配分も変わります。

第1段階選抜と、合格最低点

工学部の第1段階選抜は、学科ごとではなく工学部全体で実施します。前期日程は志願者数が募集人員の6倍を超えた場合、中期日程は12倍を超えた場合に、共通テストの成績で実施することがあります(前期の結果発表は2月10日)。2026年度は、前期では実施されませんでしたが、中期では実施され、工学部全体で507名が第1段階選抜で不合格になりました。

2026年度 前期日程 入試結果(合格者)
区分 最高点 最低点 平均点
共通テスト(620点)513.10422.55467.57
個別学力検査(600点)450.50316.75364.63
総点(1,220点)951.45803.30832.20

2026年度の前期は、志願者102名・合格者35名で、合格最低点は総点の65.8%でした(合格者の成績には、第2・第3志望の学科で合格した人の成績も含まれます)。満点勝負の試験ではありません。たとえば共通テストで合格者平均とほぼ同じ468点(75.4%)を取れた場合、最低点までに必要な二次試験の得点は約336点、600点中の56.0%です。共通テストの出来によって、二次に求められる水準は変わります。

2026年度 中期日程 入試結果(合格者)
区分 最高点 最低点 平均点
共通テスト(310点)287.48229.19258.79
個別学力検査(600点)446.00350.00388.91
総点(910点)709.79624.19647.70

中期の2026年度は、志願者303名・志願倍率30.3倍で、合格者は23名でした(第2・第3志望の学科での合格者を含みます)。合格最低点は総点の68.6%と、前期の65.8%を上回りました。募集が10名と少ないところに志願者が集まるためです。共通テストで平均並みの259点(83.5%)を取れた場合、最低点までに必要な二次試験の得点は約365点、600点中の60.9%です。

総合型選抜と、学校推薦型選抜(地域限定)

総合型選抜

出願要件

出願できるのは、次のすべてに当てはまる人です(2027年度入試)。

  • 1. 高等学校等を2027年3月に卒業見込みの者(現役のみです)
  • 2. 調査書の全体の学習成績の状況が4.0以上で、かつ「数学II、数学III、数学A、数学B、数学C、物理基礎、物理」を履修している
  • 3. 学力だけでなく、人物・能力において特に優れ、自発的な学習・研究活動の素養と本学科での勉学に強い意欲をもち、自らを推薦できる
  • 4. 2027年度大学入学共通テストの所定の教科・科目を受験する
  • 5. 合格したら必ず入学する(専願)

選抜は2段階、点数で決まるのは口述試験1,000点

第1次選考は、口述試験(1,000点)と出願書類(調査書・志望理由書・自己アピール書)により判定します。出願書類は点数ではなく「合」「否」で見ます。志願者数が募集人員の2倍を超えた場合は、第1次選考に先立って出願書類による選考を実施することがあり、その合格者だけが口述試験を受けられます(書類による選考の合格者発表は9月25日)。第2次選考は、大学入学共通テスト(6教科8科目)の成績により「合」「否」で判定します。共通テストに配点はなく、点数の競争ではなく、基準を満たすかどうかで決まる形です。

区分 配点
口述試験(第1次選考)1,000
出願書類(調査書・志望理由書・自己アピール書)合否判定
大学入学共通テスト(第2次選考)合否判定
合計1,000

出願は9月3日〜9月7日、第1次選考(口述試験)は10月3日、第1次選考の合格者発表は11月2日、最終の合格発表は2027年2月9日です。2026年度は、募集4名に志願者13名・合格者4名でした。

この方式は、秋に口述試験の準備をしながら、1月の共通テストまで走り切る必要があります。最終の結果が出るのは2月9日で、一般選抜の前期日程の出願(1月25日〜2月3日)が終わった後です。総合型に出す場合も、前期の出願と対策は並行して進める前提で設計してください。

総合型を考えている人へ。要件の履修科目(数学III・物理など)と評定4.0以上は、高校の科目選択と日々の成績で作られます。2年生で科目を選ぶ時点で、要件を満たす履修になっているかを確認してください。

学校推薦型選抜(地域限定)

出願要件

出願できるのは、次のすべてに当てはまる人です(2027年度入試)。

  • 1. 高等学校等を2027年3月に卒業見込みの者(現役のみです)
  • 2. 大阪府内の高等学校等で、工業、農業及びこれらに類する職業教育を主とする学科(都市系、環境系、建設系、建築系関連学科)に在籍する者
  • 3. 調査書の全体の学習成績の状況が4.3以上で、かつ「物理基礎」及び「化学基礎、生物基礎、地学基礎のうち1科目」を履修している
  • 4. 学力だけでなく、人物・能力において特に優れ、本学科での勉学に強い意欲をもち、出身学校長が責任をもって推薦できる
  • 5. 合格したら必ず入学する(専願)

1つの高校から推薦できるのは1名です。対象は大阪府内の工業・農業系などの学科に限られ、普通科からは出願できません。

配点は、小論文50点・口述試験・面接50点・出願書類100点の200点

大学入学共通テストは課されません。選抜は、小論文、口述試験・面接、出願書類(調査書・出身学校長の推薦書)を総合して判定します。配点の半分は出願書類で、学校での成績と推薦書がそのまま評価されます。小論文の形式と配点、書き方の型は、学校推薦型選抜の小論文対策に整理しています。

区分 配点 割合
小論文5025.0%
口述試験・面接5025.0%
出願書類10050.0%
合計200100%

出願は11月2日〜11月5日、選抜は11月21日、合格発表は12月4日です。2026年度は、募集1名に志願者1名・合格者1名でした。共通テストを受けずに、年内(12月)に結果が出る入口です。

桜灯塾の工学部都市学科対策

都市学科は、前期では数学と理科の2科目で配点の58.2%を占め、中期ではその割合が69.2%まで上がる入試です。桜灯塾の面談では、この配点の割合と、生徒の先週の勉強時間の割合を並べて確認します。ズレている科目が、次に直すところです。配点の重さに勉強時間を近づけていくことが、都市学科の設計の出発点になります。

そのときにお渡ししているのが、学科ごとの冊子「大阪公立大学受験の教科書」です。都市学科版には、入口・配点・合格最低点からの逆算に加えて、総合型選抜の流れや推薦(地域限定)の要件、中期日程・第2・第3志望の考え方まで、要項の数字をもとにまとめています(面談に来てくださった方にお渡ししています)。

計画を立てる担当を1人に決め、塾長と学生講師で一緒に見ていく体制で、一人ひとりの配点戦略を組み立てます。前期と中期では配点の重さが違うため、どちらの日程を主軸に置くか、第2・第3志望をどう組み合わせるか、秋の総合型選抜を出すかどうかも、模試の結果と共通テストの自己採点をもとに、面談で一緒に判断します。

※本ページの入試情報は、大阪公立大学「2027年度入学者選抜要項」および「2027年度学生募集要項」に基づいています。最新の情報は、必ず大学の公式サイトでご確認ください。

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